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2011年1月21日 (金)

ハッピーという状態

人間というのは、苦痛とかイヤなことには敏感にできている。それは自分が傷つかないようにしている自己保存の本能なのかもしれない。でもこればかり発揮していると、平穏に暮らせなくなってくるというヘンなところがある。

人間は、いま持っているものに対しては徹底的に鈍感。あって当たり前の感覚に陥っているものだ。そしていま足らないものや、苦痛なことが頭を支配している。現在持っているものへの関心と、これから欲しいものへの関心のバランスは、相当に後者に偏っている。まあ前者への関心はふだん頭に上らないといっていい。

でもそれはやはり考え方が相当に偏っていて、それがもとで自分でウンウン苦しんでいるということが多い。出世が遅いとかお金が無いとか、容姿がとかいろいろな悩みが日常襲ってくるわけだけれど、健康診断などで精密検査が必要とか腫瘍の疑いがあるとか、生命にかかわるようなアラームが点ると、いっぺんに日ごろの悩みなど吹っ飛んでしまう。

それはなぜかと考えてみると、命をいただいているという根本の事実を忘れて、日頃は、ああだこうだと贅沢なことをこぼしてきたからなのだ。命をいただき、健康でいられていたこと、自分が当たり前としていた持っていたものの存在に気づくのだ。もし不幸にして重い病気に罹ったことがハッキリしたような場合には、それまでの日常の平凡な暮らしの日々が輝いて見えることだろう。失ってはじめてその存在を知る、ということは多いよね。

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            駒ヶ根 天竜川の河原付近から中央アルプスを望む

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