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2011年6月

2011年6月14日 (火)

投資ではたらく心の動き

退職金などの資産運用をしています。投資に関しては株歴は長く、投資信託は3年目くらいです。

株投資をはじめた頃読んだ本に、こころを鍛えることとか心理学について言及する書籍がありました。そんなこと金儲けの世界に関係あるのかなぁ・・・というのが実感でした。金儲けのテクニックだけ、教えてくれればいいという気分でした。

でもそうでもなかったのです。投資行為においては心理的要素が、かなり重要な部分を占めていることを実感しています。

以前「人生に失敗する18の錯覚」という示唆にとんだ本を読んだことがありますが、まさしく投資における心理的要因についてかなり詳しく分析した内容でした。

※加藤英明、岡田克彦共著『人生に失敗する18の錯覚 行動経済学から学ぶ想像力の正しい使い方 (講談社プラスアルファ新書)』(Amazonにリンク)

プロスペクト理論は、人間には損失回避の傾向と、所有効果があるといいます。つまり利益になっているときは早くその利益を所有したいと考えるものであり、損 失を被るときには、ぐずぐずしてより危険な状況になっても(リスクを愛好して)その損失を回避したいと考える傾向です。

どちらを選びますかという質問。
(1)10本中8本の当たりが入っているクジを1本引いて、当たりなら40万円、外れなら何ももらえない。
(2)確実に30万もらう。

次の問。どちらを選びますかという質問。
(3)確実に3万円の罰金を払う。
(4)10本中2本当たりが入っているクジを1本引いて、当たりを引いたら罰金なし。外れたら4万円払う。

多くの人は、初めの問いでは(2)を選び、確実に30万円を手にするそうです。いっぽう、2番目の問いでは、リスクをとってでも(4)に賭けるそうです。
利益をもらえるときはリスクを嫌い、損失を被るときはリスクをとる行動に出るということです。

株 投資の場面に当てはめると、株価が上がってすこし利益がのり始めると、早く利益確定して、再び下落してしまうリスクを嫌う傾向があり、損失がかさんでくる と、いつか戻るはずと考えてリスクをとり、損失に向き合わないという行動をとるということです。(3)はまさしく損切りです。

心の動きはとらえがたく不思議です。でもうまく利用した人はきっと資産を増やせるでしょう。

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