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2011年8月

2011年8月22日 (月)

怒りについて

年配の知人に、ブログを始めた人がいる。文章を綴ったり、歌を詠んだりするのが好きな方だが、しかしパソコンなどには詳しくない。どこのブログサービスがいいのかと相談を受けたので、あるメジャーなブログサービスを紹介した。

ほそぼそと記事を書き始めて次第に、コンテンツが増えてきた。ところがときどき、メールで質問のような内容が届く。トラブルが起きるたび、質問とも怒りとも取れるメールなのだ。そのたびに仕組みを説明したり回答したりということが続いた。

記事のアップロードに関して、トラブルが多いということなのだが、サーバーが混んでいれば時には記事のアップロードができないこともある。しかし知人には、それがとんでもなく自分の尊厳まで傷つけるような一大事というふうに受け取っている。こんなトラブルが起きるのはシステムがおかしい、そんな苦しみをなぜ自分が受けなければならないのか、というような調子だ。

そして先日も、メールが届き、ブログを止めたというような内容が来た。やり取りをするうちにわかったのは、ブログをやっていると迷惑メールが山のように来る。迷惑メールは、別フォルダに仕分けられているということなのだが、迷惑メールが到着すること自体が苦痛だということだった。

原因として、きっとブログを書いていることが元になっているに違いない。ブログの記事を全部削除したら、迷惑メールは来なくなったということだった。そんな関連はありませんよと諭すように返事をしても、それ以降はプッツンと連絡が来なくなった。

パソコンとかWEBの世界に詳しくないと、ときに被害者意識にとらわれるのはよく分かる。思いどおりにならない事象が発生すれば、なにが原因かを推定して、試してみて、解決するという作業が必要になることは始終だ。でも慣れないために大きなストレスになるらしい。で、メールにて、そのストレスを当方にぶつけてくるということらしい。

しかし自分がこの分野に詳しくないという自覚があるのならば、詳しい人に素直にアドバイスを請うというのが自然だ。しかしこの方は、どうやらその前に怒りモードに入ってしまうところがある。うまくいかない事柄が発生すると、その責任や原因を他に投影してしまう。それが心のクセになっている。

原因がどこにあるにせよ、うまくいかない事象が起きたときは、誰でも心にストレスを抱えてしまう。その原因を冷静に追求することが必要だが、その間はある意味でストレスだらけだ。時にはそのストレスと付き合いながら気長に辛抱つよく、追及をしていくことが求められる。ところが、そのストレス状態を悪であるとしてしまうと、その悪の原因はどこにあるのかというふうに流れが変わってしまう。ストレスへの耐性が落ちてきているか、もともと低いということかも知れない。




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2011年8月 7日 (日)

脳の中には・・・

(あるSNSに書いた記事をベースに加筆しています。文体がふだんと異なりますがご容赦ください)

クリエイティブな提案や生き方を、職場で、あるいは地域や家庭で実行しようとするとき、最初に出会う心理的な抵抗は、恐怖や怒り、恐れだ。
これは安全でいたい、食いっぱぐれたくないという、自己保存の本能に根ざした根源的な抵抗だ。

じつはこれをつかさどっているのが、大脳基底核といわれる、俗に爬虫類の脳といわれている部分。この爬虫類脳の特性と機能について、先日読んだ本に詳しく解説されていて、なるほどと思うことしきりだった。

●セス・ゴーディン著『「新しい働き方」ができる人の時代
(Amazon Bookサイトにリンクしています)

この脳は、大脳皮質よりも進化的には古く、原始的な脳だ。自分の生命や地位がヤバイと判断したときには、死に物狂いで戦う。しかし、逃げられるチャンスがあれば、スタコラ逃げるほうも選択する。

クリエイティブな活動を捻りつぶすくらいお手の物で、そのくらい強力な脳なのだと書かれている。アイデアなんて大ッ嫌い。そんなことすれば、失敗するかもしれないし、笑われるかもしれない。なにより安全で居心地のよいことを好む。

ということは、ダイエットしなければならないのに、食べ続けることをやめられなかったり、せつな的に気持ちのよい行動を選択して、犯罪を犯したりするのもこちらの脳だ。感情に振り回されることを爬虫類脳は喜び、利己的な態度、近視眼的な振る舞いを取らせるということだ。

・・・だから、クリエイティブになるためには、ぜったいこのような声に耳を傾けてはいけない、とその本には書いてある。
自 己肯定的な気持ちを、なぜ人は持ちにくいのかというと、自分の才能を肯定的に認めてしまうと、いろいろと大変な思いをして、努力をしなければならないし、 それでまた失敗してしまうかもしれない。爬虫類脳が、でしゃばるなよ、大変になるぞ、笑われるぞとささやいているために、自己の能力を謙遜して卑下するの だと。

なかなかの洞察で、反論できないな。

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