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2013年1月29日 (火)

連鎖を断つ

虐待問題で指摘されているのは、虐待の連鎖です。
つまり虐待を受けて育ったひとは、自らの子どもに虐待しやすくなる、
という事実です。

この世から虐待をなくしたい、
子どもたちのつらい体験をなくしたいと願っています。
そのためには、この連鎖の問題に向き合う必要があります。

なぜ虐待の連鎖という現象が起きやすいのか、
それをここで明快に示すことはできません。
でも自分の父親が生前言っていたことのなかに
ヒントがあるようにも思います。

父親は5人兄弟でその3番目でした。
兄弟の中で父はいちばんデキが悪かったらしい。
確かに他の兄弟は校長先生を務めたり、
会社役員をしたりして、世間的には立派なのです。
小さい頃からあまりデキのよくなかった父は、
祖母から厳しいしつけを受けたようです。
(それが虐待というほどのひどいものであったかはいまは不明です)

自分が小さい頃、父の愚痴を聞くことがありました。
自分が兄弟の中でいちばん可愛がられなかったと。
要するにひがんでいる様な言動です。
つまり愛情を受けてこなかったという思いが
渦巻いていたのではないか、と思われます。

愛情に飢えた状態で育った(と思っている)人間が、
いざ自分の子どもに向き合う場面に直面するとどうなるのでしょうか?
積もった恨みの感情が噴出してくるのでしょうか?
感情の投射作用で、今度は自分の子どもが怒りの対象に
すり替わってしまうのでしょうか?

あるいは自分の受けた仕打ち(虐待)の記憶が蘇ってきて、
感情のフラッシュバックにより見境なくひどいことをしてしまうのでしょうか?

あるいは自分の受けた経験から「学び」をしてしまい、
子どもへの対応の方法のひとつとして、
「ひどいことをする」ことがレパートリー(選択肢)になってしまうのか?

いずれもありそうです。
でも、まだ十分理解できていないところもあります。
これから根強く解明の努力をしていきたい問題です。


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コメント

こんにちは(*゚▽゚)ノ

私の場合、母から虐待があったわけですが、
ところが母は三人兄妹の末っ子で、すごく可愛がられてたようなのです。
逆に、父は三人兄弟の真ん中だったのですが、
父親からスパルタ教育され、学校へ行く為の自転車、机、文房具、
学費などすべて新聞配達などアルバイトして自分で用立てていたそうです。
父も頑固なので、実の父親から厳しくされたことを半分恨んで
お前なんかに頼るものかと思ってそうしたのだと聞きました。
ところが祖父にしてみるとそれはそれで面白くなかったようです。
突っぱねたことを可愛くないと思ってたみたいでした。

しかし、父から私は殴られたことや無視されたり、外に延々出されてたりなどということは一切なかったんですよ。

私は母からの虐待を反面教師にしています。
あれはあまりに酷くてできないです。
私も壊れましたが、それでもああはできない・・・。

真冬に夜中まで外出されて、寒くて寒くて
足なんかいつも霜焼けになってました。
霜焼けって酷くなると割れて出血して
足が腫れあがるんですよね。
靴履けなくなるわ、痛いわで、歩けなくなったんですよ。
冬になると、それをすごく思いだすので、
それで冬は嫌いなんです。
雨も雪も嫌な記憶を呼び起こします。

こんばんは。
反面教師として有効に利用しましょう。
そうすれば親の人生も無駄じゃないですね。
自分はそうしてやってきました。

思い出したくない経験の周辺にあった景色や天候は、
いつまでも記憶に残り、嫌なものです。
自分は、日の落ちた線路の脇の道の風景は、
とても嫌なんです。
それは辛い気持ちで父と歩いた記憶があるから。

連鎖のことですが、親の側に不安や満ち足りない思いが
渦巻いていると、それを子供にぶつけるということがあるでしょう。
すると子供も不安や満ち足りない気持ちを抱いて育ちます。
これはどこかで断たないといけません。

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